誰もテケスタくれない

＊パラレルってか実録代理気味。






Ｂｕｏｎａ　ｓｅｒａ！　【ぶぉな　せーら！】
こんばんは、いやな夜ですねぇボンゴレ。






天気もいいし、今日は比較的あたたかくて過ごしやすい？
まぁ気候的にはそうでしょうね。
でも、その日のありようはやはりぼくも人間ですから
対人関係にあると思うんです。
寒いのは嫌いで冬は基本的に沸点が低くなって････････
南国だもんな、髪型からして頭も春通り越して一年中そうっぽいし、
ってなんですか!?
ぼくだって傷つくんですよ、むしろ他の人より傷つきやすいんですからねっ(つд⊂)ｴｰﾝ






駅前にティッシュ配りの人っているでしょう？
大学の帰り、スクールバスからおりて駅に入って向かいの出口にでようというとき
入り口でティッシュを配っている女性がいたんです。
寒い中、配り終わるまで帰れないんだろうと思いながら
風邪気味だからティッシュもらえてやったぁー☆と思って
けれども表面には決して表さずに自然にその前を通り過ぎて
もらっていこうと考えるのは普通な思考ですよね。
むしろもらってくれてありがとう！！のはず。
それなのに、それなのにですよ！！
ええ、話の流れからおさっしでしょうが、そう――彼女は私だけに渡して
くれなかったのです。
ティッシュはパチンコのものでした。
ぼくは20でパチンコは18からですね、楽勝なはずです。
ふつうに入店が出来ます。
ぼくはあのパチンコの音が苦手なので決して足を踏み入れないでしょうが
規定年齢には達しているのです。
同じ大学の人が女性の前を通るとき、がんばって女性は
ティッシュを渡そうとしますが誰一人としてそのティッシュを受け取っては
くれませんでした。
もうすぐ、ぼくの順番だ。
ぼくはちゃんとあなたが差し出してくれた手【ティッシュ】を握り返します！
と意気込んでいたのに、彼女はよりによってぼくのときだけ
出してくれなかったのです。






ほんとうに助けを必要としているものには
いつも手は差し伸べられることがないのですね。






別にぼくだけ、なんて変に考えないようと努めましたがダメでしたよ。
だって他にパチンコにいかなそうな人にだってとりあえず
配り終わればイイという職業精神でティッシュ配りをされていたんですから。
ティッシュ如きといふ目をされていますね、ボンゴレ。
タイミングが合わないときだってある。
たまたまだろうって。
ぼくもね、そんなふうに考えなかったわけじゃありません。
考えました。
でもでもそのあとにですね。






二回もスルーされたんですよ！！





向かいの出口、エスカレータの上と出口ぎりぎりで
二名の男性、二人ともティッシュはパチンコ（女性と同じ）でした。
あんな近く二人で固めているんですから、渡し漏れのないようバッチリですよね。







もうｗしっかり、スルーしてくれましたよ。







3人もいてひとつもティッシュが貰えないなんて。
そんなことが許されてもいいんですかっ！！
ぼくは、ちゃんと受け取ります。
ぶっちゃけ欲しいんです、切実なんです。
なのに、なのに、なんで選択肢すら与えられないんですか！！
受け取る、受け取らない以前に差し出されもしない現実。
ぼくはとっても世の中に絶ぼ







パン！！








ティッシュ！！？？
その、ありがとうございます。
でもふつうに手渡してくれても、いい音がでるほど頬を叩【はた】くように
渡さなくてもいいんじゃ････････。






ひ、ひとつで十分ですよ、ボンゴレ！！
でぃ、Ｄｉ　Ｍｏｌｔｅ　ｇｒａｚｉｅ【でぃ・もると・ぐらーつぃえ】でした。








誰もテケスタくれない
　　　（ご清聴、Ｌａ　ｒｉｎｇｒａｚｉｏ　ｔａｎｔｉｓｓｉｍｏ．なのです。）